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Apple、約170万件の不正アプリ停止 - 20億ドル超の不正クレカ取引を阻止

2022年における不正アプリの状況を見ると、不正行為やプライバシーの懸念などを理由に170万件近いアプリケーションの登録を拒否した。

約40万件に関してはプライバシー侵害を理由としており、スパムや既存アプリケーションの模倣、ユーザーに誤解を与えるアプリなども約15万3000件以上にのぼる。

機能を隠したり、文書化されていない機能を備えていたり、便利なサービスを装いながら実際は異なる機能を備えたアプリなども対象となった。

違法ストアから提供された約5万7000件の信頼性の低いアプリに対しても対策を講じている。組織が従業員にアプリを配布する「Developer Enterprise Program」が不正配布に悪用されており、直近30日に限っても約390万件近いインストールや起動をブロックしたという。

また2022年にはアプリに関して10億件以上の評価とレビューが寄せられたが、不正アカウントやボットによるものとして1億4700万件以上をブロックしたり削除した。

(Security NEXT - 2023/05/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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