Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

育児支援事業の委託先が「偽警告」被害、影響を調査 - 青梅市

東京都青梅市は、育児支援を行う「青梅市ファミリー・サポート・センター事業」において「偽セキュリティ警告」にだまされる被害が発生したことを明らかにした。個人情報が流出した可能性もあるとして調査を進めている。

同市によれば、同事業の委託先においてインターネットを閲覧した際などに表示されるいわゆる「偽警告」にだまされる被害が発生。事業に用いるパソコンを侵害された可能性があることが判明した。

4月27日13時半ごろ、パソコンの画面上に表示された「偽警告」を正規の警告画面と思い込み、指示された電話番号へ連絡。通話相手の指示に従いパソコンを操作したところ、金銭などの支払いを求める画面などが表示されたことから、だまされていることに気がついたという。

通話先の指示に従ってパソコンへソフトをインストールしたものと見られ、パソコン内部の個人情報を窃取された可能性もあるとして同市では詳細を調べている。

端末内部には、2006年9月27日から2023年4月27日にかけて同センターへ会員登録した1695人の個人情報が保存されていた。氏名や住所、電話番号、生年月日、携帯電話番号、職業、勤務先、メールアドレスなどが含まれる。

(Security NEXT - 2023/05/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

福島原発事故の追加賠償に関する請求書を誤送付 - 東電
講座受講者宛のメールで「CC」送信 - 八代市
個人情報含む手帳を紛失、3月にも - 室蘭総合病院
「Apache Tomcat」に脆弱性 - 過去の修正が不完全で
LINE公式アカウントで非公開のクーポンが表示される不具合
Zyxel製機器の脆弱性、積極的な悪用も - あらたな脆弱性も判明
WP向け人気プラグイン「Jetpack」に深刻な脆弱性 - 早急に更新を
チャリティランナー宛のメールで誤送信 - 国際協力NGO
読者の提供情報を記者が家族に漏洩 - 神奈川新聞
「エムアイカード」装うフィッシングの報告が増加