Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

不正アクセスでスパム送信の踏み台に - 浜松いわた信金

浜松いわた信用金庫は、同金庫の送信用メールアカウント1件が一時侵害され、大量の迷惑メールが送信されたことを明らかにした。パスワードを類推されたものと見られている。

同金庫によれば、4月23日22時ごろから翌24日9時ごろにかけて、同金庫のメールアカウントより3245件の意図しないメールが外部へ送信されたもの。メールは「Fwd:」「Re:」といった件名で送信されており、本文は英語でアダルトサイトへ誘導するURLが記載されていた。

問題のアカウントは、脆弱なパスワードを用いており、第三者によって類推されて侵害されたものと見られる。メール送信に用いていたアカウントであり、顧客情報などは保存されておらず、情報流出については否定している。

同金庫は4月24日9時過ぎに、不正利用されたメールアカウントを一時停止したが、原因も判明しておりパスワードの設定を見直して25日に利用を再開した。期間中に問題のアカウントより送信されたメールが着信していた場合は、開封したり本文のリンクにアクセスしないよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/05/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー
NASがランサム被害、脅迫メッセージを確認 - 福祉サービスのNPO法人
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満