1Qの脆弱性届け出 - ソフトとウェブサイトのいずれも増加
届け出があったソフトウェア製品を種類別に見ると、「ウェブアプリケーションソフト」が28件でもっとも多く、「ルータ」が18件だった。
ソフトウェア製品に関する脆弱性の原因を見ると、「コードインジェクション」や「認証不備」などに起因する「その他実装上の不備」が41件で最多。次いで「ウェブアプリケーションの脆弱性(39件)」が多い。脆弱性がもたらす影響では「任意のスクリプトの実行」が20件でもっとも多く、「情報の漏洩(17件)」が続く。
同四半期に修正が完了し、「JVN」で脆弱性情報が公表されたソフトウェア製品は43件だった。「連絡不能開発者」としてあらたに公表された製品開発者はなく、累計公表件数は前四半期と変わらず251件となっている。
一方、ウェブサイト関連の脆弱性を種類別に見ると、「クロスサイトスクリプティング」が50件でもっとも多い。「SQLインジェクション」が15件となっている。脆弱性がもたらす影響を見ると、「本物サイト上への偽情報の表示」が50件、「データの改ざん、消去」が15件で続いた。
同四半期に修正を完了したウェブサイト関連の届け出は64件。98%にあたる63件は、通知から90日以内に修正が完了している。
(Security NEXT - 2023/04/21 )
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