Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

1Qの脆弱性届け出 - ソフトとウェブサイトのいずれも増加

2023年第1四半期に情報処理推進機構(IPA)へ届け出があった脆弱性は、ソフトウェア製品とウェブサイトのいずれも前四半期から増加した。

同機構では、「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン」のもと、脆弱性について届け出を受け付けており、2023年第1四半期の状況を取りまとめたもの。

同四半期は184件の脆弱性に関する届け出があり、前四半期の159件から25件増。1就業日あたりの届け出件数は3.96件だった。

ソフトェア製品に関する脆弱性が94件で前四半期から19件増加している。ウェブサイト関連は90件で、前四半期を6件上回った。

受け付けを開始した2004年以降の累計件数は全体で1万8027件。内訳を見るとソフトウェア製品が5448件、ウェブサイト関連が1万2579件となっており、ウェブサイトに関する届け出が全体の約7割を占めている。

20230421_ip_001.jpg
脆弱性の届け出件数推移(グラフ:IPA)

(Security NEXT - 2023/04/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

医療者向け会員サービスで個人情報が閲覧可能に - 権限設定ミス
NASがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 順大
Progress製DB接続ドライバ「DataDirect」に複数の脆弱性
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Azure Bastion」「SharePoint Online」に深刻な脆弱性 - すでに修正済み
イベント参加者の個人情報含むファイルをメールで誤送信 - 東京都
市営住宅入居者の個人情報含むディスクを紛失 - 京都市
飲食店営業許可施設一覧に誤って個人情報を誤掲載 - 神奈川県
関係者向けメールを誤送信、訂正メール急いで発生 - 鳥取県
リフォーム業者口コミサイト、一部顧客情報が流出した可能性