Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ZCS」の脆弱性について悪用確認、米政府が注意喚起

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に「Zimbra Collaboration Suite(ZCS)」の脆弱性「CVE-2022-27926」をあらたに追加した。

「ZCS」は、Synacorが開発を手がけるコラボレーションツール。メールやスケジューラ、アドレス帳、ファイル共有などの機能を提供している。

反射型クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2022-27926」が、積極的に悪用されているとして同カタログへ追加した。

同脆弱性は、すでに悪用が確認されている「CVE-2022-27924」「CVE-2022-27925」などとともに2022年3月にリリースされた「同9.0.0 Patch 24」にて修正されている。

「ZCS」に関しては、2022年以降に明らかとなった脆弱性だけでも、今回の「CVE-2022-27926」のほか、「CVE-2022-24682」「CVE-2022-27924」「CVE-2022-27925」「CVE-2022-37042」「CVE-2022-41352」など6件が「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に追加されている。

同プラットフォームを狙った攻撃ツールも出回っており、注意喚起が行われている

(Security NEXT - 2023/04/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意