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コンビニ交付サービス、高負荷で別人の住民票 - 横浜市

横浜市によると、もともと3月は引っ越しや進学などで1年を通じて戸籍課がもっとも混み合う繁忙期だが、今回はマイナンバーカードの交付率が上昇したことなども重なり、例年にないシステム負荷が発生したという。住民に謝罪するとともに、誤って交付した証明書の回収を進めている。

今回の問題を受け、富士通Japanでは、3月27日14時より同様のプログラムが稼動する他自治体も含め、「Fujitsu MICJET コンビニ交付サービス」の提供を一時停止。交付申請が一時的に集中した場合に強制的な処理を行うプログラムについて修正した。3月29日よりサービスを再開している。

今後は高負荷状態のテストを強化し、証明書交付に関する類似サービスの総点検を実施するほか、取引の増加傾向、処理遅延など予兆を検知、対処ができるよう運用監視体制を強化していく方針。

(Security NEXT - 2023/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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