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「Adobe ColdFusion」にアップデート - ゼロデイ攻撃が発生、早急に対応を

Adobeは、「Adobe ColdFusion」のセキュリティアップデートをリリースした。すでに悪用が確認されており、早急に対応するよう呼びかけている。

3段階ある同社の重要度においてもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性「CVE-2023-26359」「CVE-2023-26360」など、あわせて3件の脆弱性が明らかとなったもの。

「CVE-2023-26359」は、信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性で、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」としている。アクセス制御の不備によりコードを実行されるおそれがある「CVE-2023-26360」についても「8.6」と評価した。

また同社は「非常に限定的」としつつも、「CVE-2023-26360」に関しては、すでに悪用されていることを把握しているという。

同社は、これら脆弱性へ対処したアップデート「Adobe ColdFusion 2021 Update 6」「同2018 Update 16」をリリース。優先度を3段階中もっとも高い「1」とレーティングし、少なくとも72時間以内を目安に、できるだけ早急に更新するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/03/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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