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「ForgeRock AM」のエージェントに深刻な脆弱性 - 早急に更新を

認証やフェデレーション機能を提供する「ForgeRock Access Management」のエージェントに複数の深刻な脆弱性が明らかとなった。早急にアップデートするよう呼びかけられている。

「同Web Policy Agent 5.10.1」「同Java Policy Agent 5.10.1」および以前のバージョンに、それぞれパストラバーサルの脆弱性「CVE-2023-0339」「CVE-2023-0511」が明らかとなったもの。

同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアをともに「9.1」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。また米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、いずれもCVSS基本値を「9.9」と評価した。

同社では、それぞれのエージェントに修正版となる「バージョン5.10.2」を用意。できるだけ早急にアップデートを実施するよう利用者に呼びかけている。なお、「Identity Gateway」についてはこれら脆弱性の影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2023/03/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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