Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

マイナカード申請予約システムに不具合、予約者情報を誤送信 - 堺市

大阪府堺市は、マイナンバーカードの申請予約システムへ予約した住民に関する一部情報が、関係ない事業者へ誤ってメールで送信されたことを明らかにした。

同市によれば、2月17日夕方に同市マイナンバーカード普及促進センターで使用する予約システムにおいて、メールの誤送信が発生したもの。同日23時半ごろ、予約システムを利用する事業者より問い合わせがあり問題が発覚した。

同システムを利用してセンターや出張申請受付会場の利用予約を行った119人に関する氏名、予約日時、予約人数が、同じシステムを利用する無関係の事業者136社へ誤ってメールで送信されたという。

同システムには、翌日の予約情報を各事業者へ自動配信する機能があるが、調査を行ったところ、設定変更時のミスによりメール作成時のデータ処理で関係ない予約情報を抽出し、送信していた。原因の判明を受けて予約システムの設定を変更。翌18日1時半ごろ復旧している。

同月22日に関係する事業者へ報告するとともに、誤送信先となった事業者へ情報の削除を依頼。業務委託先より同月24日に同市へ報告があったという。同市では対象となる予約者に対し、電話で経緯の説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2023/03/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
先週注目された記事(2024年4月14日〜2024年4月20日)
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県