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「最新のディズニー体験をお届け」などとだますフィッシング - 偽サイトへ誘導

「ディズニー」のブランドを悪用し、偽サイトへ誘導するフィッシング攻撃が確認されている。フィッシング対策協議会が注意喚起を行った。

「さまざまなデバイスからDisnyアカウントへのサインインが複数回試行された」などと不安を煽り、「アカウントを保護するため一時的にロックした」などとだまして偽サイトへ誘導するフィッシング攻撃が確認されたもの。

また「最新のディズニー体験をお届けします!」などとして、イベントやグッズ、宿泊施設、テーマパークなどをアピールし、旅行の計画などを促しつつ偽サイトへ誘導するフィッシングメールも出回っている。

メールの本文には「新しいアトラクション『アトラクション名』もオープンする」などと記載されており、テンプレートの文面を修正せずそのまま送信された形跡も見られた。

フィッシングサイトでは、メールアドレスやパスワードのほか、氏名、生年月日、電話番号、住所、クレジットカード情報などをだまし取る。

2月27日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、閉鎖に向けて同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃に注意するよう求めている。

(Security NEXT - 2023/02/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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