「セゾンカード」装うフィッシング - 複数文面を悪用
フィッシング対策協議会は、セゾンカードの会員サービス「セゾンNetアンサー」の利用者を狙ったフィッシング攻撃の報告が増加しているとして注意を喚起した。
同協議会によれば、緊急連絡や利用確認依頼、利用制限の通知、認証の要請などを装うフィッシングメールが出回っているという。
メールの件名、文面のいずれも複数のパターンが確認されており、「プライバシーポリシーの改定にともないアカウント情報の確認が必要」「不正利用の可能性があるためカードを利用停止した」などと説明。不安を煽って偽サイトへ誘導していた。
複数の文面においてカタカナ表記の長音記号(ー)が半角となっており、一般的な日本語の入力環境とは異なる環境で文面が作成された形跡が見受けられる。
誘導先として4件のURLが確認されており、IDやパスワードの他、クレジットカード情報、ワンタイムパスワードなどをだまし取ろうとしていた。
フィッシング対策協議会では、類似したフィッシングサイトが今後公開される可能性もあるとして、注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2023/01/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開