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2022年4Qの脆弱性届出 - ソフトとサイトいずれも減少

ソフトウェア製品に関する脆弱性の原因を見ると、「コードインジェクション」や「認証不備」などに起因する「その他実装上の不備」が40件で最多。「ウェブアプリケーションの脆弱性(24件)」が続く。脆弱性がもたらす影響としては、「情報の漏洩」が21件でもっとも多く、次いで「任意のスクリプト実行(18件)」だった。

同四半期に修正が完了し、「JVN」で脆弱性情報が公表されたソフトウェア製品は39件。「連絡不能開発者」としてあらたに公表された製品開発者はなく、累計公表件数は251件で前四半期と同数だった。

一方、ウェブサイト関連では脆弱性を種類別に見ると「クロスサイトスクリプティング」が59件で最多。次いで「SQLインジェクション(7件)」となっている。影響を見ると「本物サイト上への偽情報の表示」が59件でもっとも多く、次いで「データの改ざん、消去(7件)」が多かった。

同四半期に修正を完了したウェブサイト関連の届け出は74件。91%にあたる67件は、通知から90日以内に修正が完了している。

(Security NEXT - 2023/01/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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