Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Cisco製の小規模向け一部ルータに脆弱性、PoCも - EOLで修正予定なし

Cisco Systemsが提供する小規模環境向け一部ルータ製品に深刻な脆弱性が明らかとなった。いずれもサポートを終了しており、アップデートの提供予定はないという。

対象となるのは、「Cisco Small Business RV016 Multi-WAN VPNルータ」「同RV042 Dual WAN VPNルータ」「同RV042G Dual Gigabit WAN VPNルータ」「同RV082 Dual WAN VPNルータ」の4製品。

ウェブベースの管理画面において、認証の回避が可能となる脆弱性「CVE-2023-20025」が明らかとなったもの。機器においてroot権限を取得されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.0」。重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

さらにリモートより任意のコマンドの実行が可能となり、情報漏洩につながるおそれがある「CVE-2023-20026」も明らかとなった。CVSS基本値は「6.5」、重要度は「中(Medium)」。

(Security NEXT - 2023/01/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性