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個情委、破産者情報の違法公開サイトを告発

個人情報保護委員会は、破産者に関する個人情報を掲載しているウェブサイトの運営者について、個人情報保護法違反を理由に告発したと発表した。

同サイトでは、破産手続や民事再生手続の開始決定を受けた個人の氏名や住所などの個人データを地図データと紐付けて、同意なく不特定多数に公開していた。

人格や財産面における差別や不当行為を誘発するおそれがあり、個人情報保護法に違反しているとして、個情委では、同サイトの運営者に対し、2022年7月に勧告、11月には個人データの提供を停止するよう命令していた。

個情委では、命令の違反が続くようであれば、罰則の適用を求めて刑事告発を検討するとの方針を示していたが、同様の状況が続いていた。

(Security NEXT - 2023/01/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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