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MS、2023年1月の月例セキュリティパッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応

マイクロソフトは、2023年最初となる月例セキュリティ更新プログラムを公開した。98件の脆弱性に対処しており、すでに悪用が確認されている脆弱性も含まれる。

今回のアップデートでは、「Windows」や「Office」をはじめ、「Microsoft Exchange Server」「Azure」「.NET Core」「Visual Studio Code」「Microsoft Graphicsコンポーネント」ほか、幅広い脆弱性に対応した。

CVEベースで98件の脆弱性を修正。最大重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は11件で、2番目に重要度が高い「重要(Important)」とされる脆弱性が87件となっている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアを見ると、84件については「7.0」以上と評価されている。ただし、「9.0」以上とされる脆弱性は含まれていない。

脆弱性によって影響は異なるが、33件についてはリモートよりコードを実行されるおそれがある。さらに権限昇格の脆弱性39件に対処した。

そのほか、情報漏洩の脆弱性10件、サービス拒否10件、セキュリティ機能のバイパス4件、なりすましの脆弱性2件を解消している。

(Security NEXT - 2023/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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