Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

食料農業分野がメール詐欺の標的に - 粗悪な食品が出回るおそれも

米政府は、詐取された食品は、安全規制に従うことなく、衛生管理などもずさんなまま再包装時に汚染されたり、原材料、アレルギー物質、賞味期限などの必要な情報を記載せずに転売される危険性があると指摘。

品質が悪い食品が流通すると、被害に遭った企業は金銭的な被害を負うだけでなく、風評被害に発展する可能性もあるとして警鐘を鳴らしている。

与信取引はもちろん、特に新規顧客による急ぎの注文には警戒し、信頼できる信用情報会社に確認を取るよう呼びかけた。

メールが悪用されており、送信元のメールアドレスやリンクについて、注意深く観察し、トップレベルドメインが本来のものと異なったり、「l」や「1」など似た文字を使用したり、ドメイン前後に文字列が追加されていないか確認するよう求めている。

ドメイン以外にも、メールの文面における言い回し、スペルミスなどに不自然な点などがないかなどもチェック項目として挙げた。

また連絡先や口座の変更時などにも注意し、直接であったり、既知の電話番号を通じて相手先と連絡を取ることを推奨。こうした詐欺の被害にあわないよう従業員をトレーニングするよう求めている。

(Security NEXT - 2022/12/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
MS 365アカウントに不正アクセス、個人情報流出の可能性 - セガ子会社
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消
記者会見参加応募者の個人情報をメールで誤送信 - 太秦映画村
まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
MS、3月の月例更新で「Exchange Server」に生じた不具合に対応