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市立高校で模試の結果データを生徒に誤送信 - 函館市

北海道函館市は、市立高校の教諭が、模試の結果が入力された表計算ファイルを誤って複数の生徒へ送信するミスがあったことを明らかにした。

同市によれば、12月19日、教諭が学習支援アプリを使用して学習課題を2年生80人に送信した際、11月に実施した模擬試験の結果データを含むファイルを誤って添付し、送信したもの。氏名と4教科の点数を閲覧できる状態となった。

誤送信の20分後、ファイルを閲覧した複数生徒からの報告により教諭が誤送信に気づき、アプリ上から削除した。生徒80人の全端末を点検したところ、8人の生徒が端末にデータを保存していたことがわかり、削除させた。それ以上にデータは拡散していないことを確認したという。

成績データを教材データと混在するフォルダに保管するなど、教諭の個人情報の管理が不十分だったとしている。同校では対象となる生徒の保護者にメールで報告した。また、保護者を対象とした説明会を開催するとしている。

(Security NEXT - 2022/12/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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