Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

市立高校で模試の結果データを生徒に誤送信 - 函館市

北海道函館市は、市立高校の教諭が、模試の結果が入力された表計算ファイルを誤って複数の生徒へ送信するミスがあったことを明らかにした。

同市によれば、12月19日、教諭が学習支援アプリを使用して学習課題を2年生80人に送信した際、11月に実施した模擬試験の結果データを含むファイルを誤って添付し、送信したもの。氏名と4教科の点数を閲覧できる状態となった。

誤送信の20分後、ファイルを閲覧した複数生徒からの報告により教諭が誤送信に気づき、アプリ上から削除した。生徒80人の全端末を点検したところ、8人の生徒が端末にデータを保存していたことがわかり、削除させた。それ以上にデータは拡散していないことを確認したという。

成績データを教材データと混在するフォルダに保管するなど、教諭の個人情報の管理が不十分だったとしている。同校では対象となる生徒の保護者にメールで報告した。また、保護者を対象とした説明会を開催するとしている。

(Security NEXT - 2022/12/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加