シャープのデジタル複合機に脆弱性 - 管理者PWの適切な管理を
シャープのデジタル複合機に脆弱性が明らかとなった。対象モデルは60機種以上にのぼり、ファームウェアが提供されている。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、モノクロやカラーなどデジタル複合機68機種にコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2022-45796」が明らかとなったもの。
悪用には管理者のパスワードが必要となるが、ネットワーク経由で悪用が可能であり、任意のコマンドを実行されるおそれがある。
JPCERTコーディネーションセンターによる共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「9.1」とレーティングされている。同社が周知のためにJPCERTコーディネーションセンターへ報告し、同センターが調整を行った。
同社では、脆弱性を解消するファームウェアを用意しており、ユーザーへ販売店や顧客向けのサポート窓口などへ相談するよう呼びかけている。あわせて回避策として、機器をインターネットへ直接接続せず、パスワードを工場出荷時の初期値より変更し、適切に管理するよう求めている。脆弱性の影響を受ける機種は以下のとおり。
BP-70C65
BP-70C55
BP-70C45
BP-70C26
BP-60C36
BP-60C31
BP-60C26
BP-50C65
BP-50C55
BP-50C45
BP-40C36
BP-40C26
MX-8081
MX-6171
MX-5171
MX-4171
MX-3661
MX-3161
MX-2661
MX-6151
MX-5151
MX-4151
MX-3631
MX-2631
BP-30C25
MX-6170FN
MX-5170FN
MX-4170FN
MX-6170FV
MX-5170FV
MX-4170FV
MX-6150FN
MX-5150FN
MX-4150FN
MX-3650FN
MX-3150FN
MX-2650FN
MX-6150FV
MX-5150FV
MX-4150FV
MX-3650FV
MX-3150FV
MX-2650FV
MX-3630FN
MX-2630FN
MX-C306W
MX-C305W
BP-70M90
BP-70M75
BP-70M65
BP-70M55
BP-70M45
MX-M1206
MX-M1056
MX-M7570
MX-M6570
MX-M6071
MX-M5071
MX-M4071
MX-M3531
BP-30M35
BP-30M31
BP-30M28
BP-30M31L
MX-M6070
MX-M5070
MX-M4070
MX-B455W
(Security NEXT - 2022/12/22 )
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