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4人に1人は機密性高いPDFファイルでもPWや権限を設定せず

PDFファイルにおいて、パスワードや権限の設定機能を利用しているユーザーは5割強とする調査結果をアドビが取りまとめた。設定によっては、PDFファイルをあとから加工したり、修正が可能であることを6割強が知らなかったという。

同社では、10月に日本国内におけるPDFファイルの利用状況についてインターネット調査を実施し、結果を取りまとめたもの。月に1回以上PDFファイルを扱う20歳から59歳のビジネスパーソン600人が回答した。

コロナ禍前後におけるPDFファイルの利用頻度について聞いたところ、「以前よりも大幅に増えた(15.0%)」「どちらかというと以前よりも増えた(32.3%)」など、約半数が増えたと回答した。

普段利用する機能としてもっとも多かったのは「変換機能」で57.8%。次いで「コメント、ノート注釈、ハイライト、スタンプの追加」が32.7%、「ファイルの結合、分割、削除、回転、並べ替え」が31.5%だった。

37.2%は、運営元が不確かな無料のオンラインサービスを使って、ビジネス資料をPDF化したり、編集した経験があるという。20代では半数を超えた。

(Security NEXT - 2022/12/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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