Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

関連機関サイトに不正アクセス、CMSに不正プラグイン - 富山県立大

富山県立大学は、同大関連機関のウェブサイトがサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。コンテンツマネジメントシステム(CMS)に不正なプラグインがインストールされていたという。

同大によれば、外部のレンタルサーバ上で運用していた同大DX教育研究センターのウェブサイトが11月12日に不正アクセスを受けたもの。原因は不明だが、何らかの方法で管理者権限を持つアカウントが乗っ取られたと見られる。

同月21日にウェブサイトへアクセスできず、管理画面にログインできない状態となっていることを確認。サーバ事業者に問い合わせたところ、11月12日にCMSである「WordPress」へ不正なプラグインをインストールされていたことがわかった。

またサーバ上の痕跡より、攻撃者によって意図しないメール3万2255件が11月14日に送信されていたことも判明。関連する問い合わせや、リターンメールなどは確認されておらず、メールに記載されていた具体的な内容はわかっていない。

同大では、同サイトを閉鎖するとともに、サーバ内に保存していた情報をすべて削除。富山県や文部科学省、警察へ事態を報告した。不正アクセスを受けたサーバ内には公開情報しか含まれておらず、個人情報や機密情報の流出はなかった。また学内で運用している同大公式サイトなどへの影響もないとしている。

(Security NEXT - 2022/12/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Proself」にゼロデイ攻撃、関係者情報が流出 - 日本学術振興会
自動車パーツの通販サイトに不正アクセス - エンラージ商事
不正アクセスで問い合わせ内容やメールが流出した可能性 - 明和證券
メルアカに不正アクセス、スパム送信の踏み台に - 西日本工業大
「Proself」に対するゼロデイ攻撃で情報流出被害 - 国立環境研究所
ゼロデイ攻撃で受信メールが流出した可能性 - 国立科学博物館
クラウドストレージサービス「RICOH Drive」に不正アクセス - リコー
2.5次元俳優グッズの通販サイト、個人情報流出の可能性
インスタとFacebookアカウントが乗っ取り被害 - 京都のホテル
社会人向け検定サービスサイトに不正アクセス