Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

授受の過程で介護保険関連書類が所在不明に - 川崎市

神奈川県川崎市は、介護保険料に関する還付請求書類の一部が、所在不明になっていることを明らかにした。

同市によれば、介護保険の関連事務を委託している川崎市保険事務センターより、9月22日に宮前区役所へ送付された9件、および麻生区役所宛てに送付された10件の所在がわからなくなっていることが10月14日に判明したもの。

還付請求書には、被保険者の氏名、住所、電話番号、被保険者または委任された者の氏名、口座情報、還付額などが記載されていた。還付金の支払いについては完了している。

支払対象者リストと請求書の突合作業を行なったところ、紛失が判明。事務センターより送付された書類の内容、時期を確認する方法がなく、発覚までに時間を要したという。

同市では関係者へ謝罪するとともに書類の探索を継続。送付した文書や時期をシステムにおいて確認できるようにするとともに、専用の封筒を用いて管理番号を付与するなど、文書の授受にあたり管理体制を強化し、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2022/11/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

患者の個人情報含むUSBメモリが所在不明に - 公立富岡総合病院
医療センターでゴミ箱周辺に置いた書類を誤って廃棄 - 沖縄県
コロナ対応で生徒情報持ち出し、紛失した高校管理職を処分 - 長野県
神奈川県、障害者虐待の届出資料を紛失 - 委託先変更の影響も
高校生の個人情報含むアンケート回答用紙を紛失 - 兵庫医科大
小学校で児童の個人情報含む私物USBメモリを紛失 - 都城市
「住民票コード未採番一覧」が所在不明 - 大阪市
患者顔データを含むデジカメを紛失 - さいたま市民医療センター
バックアップ磁気テープを紛失、機器に入れたまま廃棄か - 岩手銀
顧客より受託した個人情報含むPCを帰宅途中に紛失 - サインド