「Firefox 107」がリリースに - 脆弱性19件を解消
Mozilla Foundationは、ブラウザの最新版「Firefox 107」をリリースし、複数の脆弱性を解消した。
今回のアップデートでは、Windows版におけるパフォーマンスの改善など行ったほか、あわせて19件の脆弱性を解消している。
具体的には、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2022-45405」「CVE-2022-45406」「CVE-2022-45409」をはじめ、通知なしにフルスクリーン表示となる脆弱性やフォント読み込み処理の脆弱性などへ対処した。
重要度を見ると、もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれておらず、続く「高(High)」とされる脆弱性が8件、さらに1段階低い「中(Moderate)」が9件、「低(Low)」が1件となっている。
あわせて脆弱性13件を修正した延長サポート版「Firefox ESR 102.5」をリリース。利用者にアップデートを呼びかけている。「Firefox 107」において修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-40674
CVE-2022-45403
CVE-2022-45404
CVE-2022-45405
CVE-2022-45406
CVE-2022-45407
CVE-2022-45408
CVE-2022-45409
CVE-2022-45410
CVE-2022-45411
CVE-2022-45412
CVE-2022-45413
CVE-2022-45415
CVE-2022-45416
CVE-2022-45417
CVE-2022-45418
CVE-2022-45419
CVE-2022-45420
CVE-2022-45421
(Security NEXT - 2022/11/17 )
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