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「TERASOLUNA Global Framework」などの旧版に脆弱性

NTTデータが提供するフレームワーク「TERASOLUNA Global Framework」「TERASOLUNA Server Framework for Java(Rich版)」の旧版にリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性が明らかとなった。

2013年にリリースした「TERASOLUNA Global Framework 1.0.0(Public Review版)」や、2014年にリリースされた「TERASOLUNA Server Framework for Java(Rich版)2.0.5.1」以下のバージョンに脆弱性「CVE-2022-43484」が明らかとなったもの。ベースとなる「Spring Framework」が「同3.2.6」よりも古いことに起因するという。

「Spring4Shell」としても知られる「CVE-2022-22965」と同様、「ClassLoader」の操作が可能となる脆弱性としており、細工したデータを処理するとリモートよりコードを実行されるおそれがある。

JPCERTコーディネーションセンターでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」におけるベーススコアを「9.8」と評価している。

NTTデータでは、脆弱性の周知を目的に情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERT/CCが調整を実施した。フレームワークをバージョンアップするか、回避策を講じるよう呼びかけられている。

(Security NEXT - 2022/11/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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