Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「TERASOLUNA Global Framework」などの旧版に脆弱性

NTTデータが提供するフレームワーク「TERASOLUNA Global Framework」「TERASOLUNA Server Framework for Java(Rich版)」の旧版にリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性が明らかとなった。

2013年にリリースした「TERASOLUNA Global Framework 1.0.0(Public Review版)」や、2014年にリリースされた「TERASOLUNA Server Framework for Java(Rich版)2.0.5.1」以下のバージョンに脆弱性「CVE-2022-43484」が明らかとなったもの。ベースとなる「Spring Framework」が「同3.2.6」よりも古いことに起因するという。

「Spring4Shell」としても知られる「CVE-2022-22965」と同様、「ClassLoader」の操作が可能となる脆弱性としており、細工したデータを処理するとリモートよりコードを実行されるおそれがある。

JPCERTコーディネーションセンターでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」におけるベーススコアを「9.8」と評価している。

NTTデータでは、脆弱性の周知を目的に情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERT/CCが調整を実施した。フレームワークをバージョンアップするか、回避策を講じるよう呼びかけられている。

(Security NEXT - 2022/11/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
MS、3月の月例更新で「Exchange Server」に生じた不具合に対応
「東京ガス」装うフィッシング - 「対応しないと供給停止」と不安煽る
NETGEARの一部ルータに認証バイパスの脆弱性 - 早急に更新を
「Docker」で「IPv6」の無効化が反映されない脆弱性 - アップデートで修正
重度心身障害者の助成金請求書類を紛失、支給に影響なし - さいたま市
光学メーカーのHOYA、生産供給体制が概ね復旧 - 情報流出の影響を調査
「PAN-OS」更新後の再起動前に調査用ファイル取得を
分散型グラフデータベース「Apache HugeGraph」に深刻な脆弱性
露APT28のマルウェア「GooseEgg」が見つかる - 2019年4月よりゼロデイ攻撃を展開か