Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Citrix ADC」「Citrix Gateway」のVPN機能に深刻な脆弱性 - 早急に更新を

Citrix Systemsが提供する「Citrix ADC」「Citrix Gateway」に深刻な脆弱性が明らかとなった。利用者に対し、できるかぎり早急にアップデートを適用するよう呼びかけられている。

3件の脆弱性「CVE-2022-27510」「CVE-2022-27516」「CVE-2022-27513」が明らかとなったもの。両製品において「SSL VPN機能」を使用したり、認証が必要なICAプロキシとして利用している場合に影響があり、同社は脆弱性の重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

「CVE-2022-27510」は、ゲートウェイにおいて認証のバイパスが可能となり、不正アクセスが可能となる脆弱性。

さらにRDPプロクシ機能を構成した場合に、フィッシング攻撃によってリモートデスクトップを乗っ取られるおそれがある「CVE-2022-27513」や、ブルートフォース攻撃の保護機能を回避できる「CVE-2022-27516」が判明した。

同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において「CVE-2022-27510」のベーススコアを「9.8」、「CVE-2022-27513」を「8.3」、「CVE-2022-27516」を「5.3」と評価した。

(Security NEXT - 2022/11/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
病院職員が患者情報含む受付画面をSNS投稿 - 岩見沢市
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
介護サービス事業所変更届を第三者にメール誤送信 - 笠間市
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響