印刷通販サイトに不正アクセス - クレカ情報など流出した可能性
印刷物の通信販売サービス「ウイルダイレクト」が不正アクセスを受け、顧客の個人情報が流出し、不正に利用された可能性があることが明らかとなった。
同サイトを運営するウイル・コーポレーションによれば、2021年1月29日から2022年4月19日にかけて、同サイトでクレジットカード決済を利用した顧客2426人に関する個人情報が外部に流出し、不正に利用された可能性があることが判明したもの。
システムの脆弱性を突く不正アクセスにより、決済アプリケーションを改ざんされ、情報を窃取されたもので、クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードが流出した可能性があるほか、同サイトのログインIDとして利用するメールアドレス、パスワード、電話番号なども対象だという。
7月19日にクレジットカード会社から情報流出の可能性について指摘があり、同日カード決済を停止。7月20日に個人情報保護委員会に報告した。
9月12日に外部事業者による調査を終えて10月7日に警察へ被害を申告。対象となる顧客に対しては、10月27日より、メールや書面を通じて経緯を報告するとともに謝罪し、身に覚えのない請求が行われていないか確認するよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/10/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「情報セキュリティ白書2025」PDF版を先行公開 - 書籍は9月30日発売
ニッケがサイバー攻撃被害 - ダークウェブで流出情報を確認
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応
SAP、9月月例パッチで新規21件を公開 - 深刻な脆弱性も
Sophos製無線LANアクセスポイントに脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
店舗で受け付けた一部チケット会員入会申込書が所在不明 - 西武ライオンズ
「Adobe ColdFusion」に深刻な脆弱性 - 緊急対応を
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
Fortinet、セキュリティアドバイザリ2件をリリース
フィッシング対策協議会、設立20周年記念セミナーを11月開催