ビデオ会議「Zoom」に脆弱性 - セッション乗っ取りのおそれ
オンライン会議サービスを提供するZoomは、パソコンやスマートデバイス向けに提供しているクライアントソフトに脆弱性が含まれていることを明らかにした。
WindowsやmacOS、Linux、Android、iOS向けに提供している「Zoom Client for Meetings」においてURLの処理に脆弱性「CVE-2022-28763」が明らかとなったもの。細工されたURLを開くと任意のネットワークアドレスに接続され、セッションの乗っ取りなどが行われるおそれがある。
同社のセキュリティチームが発見したもので、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.8」、重要度は上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。
同社では脆弱性を修正した「同5.12.2」をリリース。最新版を利用するよう利用者に呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/10/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
MS、「Windows Server」向けに定例外パッチ - 米当局が悪用確認
前月の更新で「Bamboo」「Jira」など脆弱性14件を修正 - Atlassian
シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性
アイ・オー製NAS管理アプリに権限昇格の脆弱性
コンテナ保護基盤「NeuVector」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を解消
「BIND 9」にキャッシュポイズニングなど複数脆弱性
端末管理製品「LANSCOPE」の脆弱性狙う攻撃に注意喚起 - 米当局
ZohoのAD管理支援ツールに脆弱性 - アップデートで修正
脆弱性狙われる「Oracle EBS」、定例パッチでさらなる修正
