Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウェブの利便性高めるSaaSが改ざん被害 - 導入サイトで情報窃取のおそれ

ショーケースが提供する複数SaaSサービスがサイバー攻撃を受け、サービスを導入する一部サイトにおいて、閲覧者の入力情報を第三者によって抜き取られた可能性があることが判明した。

ウェブサイトに導入することで、サイト訪問者の利便性を向上させる複数のSaaS型サービスにおいて、ソースコードを第三者により書き換えられる被害が発生したもの。

被害が確認されたのは、ウェブフォームの入力をサポートする「フォームアシスト」、個々の利用状況に沿った表示を行う「サイト・パーソナライザ」、利用端末にあわせた画面表示を行う「スマートフォン・コンバータ」の3サービス。

不正なファイルを埋め込むようソースコードの改ざんが行われた。これらサービスを導入している一部顧客サイトにおいて、訪問者がフォームなどへ入力した情報を第三者によって窃取された可能性がある。

7月26日に「フォームアシスト」を導入している顧客より、ソースコードに不審な記述があるとの指摘があり、調査を行ったところ、ソースコードの改ざんが発覚した。システムの脆弱性を突く不正アクセスが原因だという。

(Security NEXT - 2022/10/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大
メール送信した資料に物件オーナーの個人情報 - 長谷工ライブネット
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
海外グループ会社にサイバー攻撃、影響など調査 - ミタチ産業
DDoS攻撃観測数、前月から微減 - 最大トラフィックは縮小
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
教員が小学校授業で過去の年賀ハガキを教材利用 - 横須賀市
生活保護受給者の医療券を別機関へ誤送付 - 新潟市