Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
1938件の報告があった誤送付の内訳を見ると、58.2%にあたる1128件が「メール」に関する事故だった。
2019年度まで600件前後で推移していたが、2020年度に764件、今回さらにそれを上回る1128件が報告されている。これらには「メッセージアプリ」で生じた事故も含まれており、新型コロナウイルス対策にともなう勤務状況の変化なども反映しているという。
さらに「宛名まちがいなど」が353件、「封入ミス」が333件、「ファックス」が124件と続いている。
「その他漏洩」とされた570件の中身を見ると、「プログラム/システム設計、作業ミス」が250件で43.9%と半数近くを占める。「関係者事務処理、作業ミスなど」が150件、「不正アクセス、不正ログイン」が125件、「口頭での漏洩」が38件、「ウイルス感染」が7件だった。
「プログラム/システム設計、作業ミス」が前回102件の約2.5倍へと急増。「不正アクセス、不正ログイン」についても約2.3倍と前回を大きく上回った。「関係者事務処理、作業ミスなど」については、前回の232件から改善している。
(Security NEXT - 2022/10/17 )
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