Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Zoomの複数製品に脆弱性 - 最新版に更新を

ビデオ会議サービスを提供するZoomは、macOS向けのクライアントやオンプレミス版などに脆弱性が含まれていることを明らかにした。

「Zoom Client for Meetings for macOS」において開発用ポートの構成に問題があり、特定操作でアクセスが可能となる脆弱性「CVE-2022-28762」が判明したもの。ローカル環境より同製品に接続し、制御することが可能になるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「7.3」で、重要度は「高(High)」とレーティングしている。

同脆弱性は「同5.12.0」にて修正されており、同社では最新版にアップデートするよう利用者へ呼びかけている。

またオンプレミス版の「Zoom On-Premise Meeting Connector MMR」では、会議やウェビナーの参加者によって音声や動画の受信を妨害することが可能となる脆弱性「CVE-2022-28761」が判明した。

CVSS基本値を「6.5」、重要度を「中(Medium)」としており、同社ではアップデートにて修正を実施している。

(Security NEXT - 2022/10/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox」にセキュリティアップデート- UAF脆弱性を修正
資産管理製品「IBM MAS」に深刻な脆弱性 - 修正を強く推奨
製造業向けシステム「DELMIA Apriso」の脆弱性攻撃に注意 - 直近3カ月で3件
ルータOS「OpenWrt」に脆弱性 - 修正版がリリース
「Karmada Dashboard」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
「Apache Tomcat」に複数脆弱性 - 10月のアップデートで修正済み
MS、「Windows Server」向けに定例外パッチ - 米当局が悪用確認
Dellストレージ管理製品に認証回避の脆弱性 - アップデートで修正