業務用ノートPCを帰宅途中に紛失 - 加賀電子
電子部品の販売など手がける加賀電子は、従業員が帰宅途中に業務用ノートパソコンを紛失したことを明らかにした。
同社によれば、9月22日夜、業務を終えた従業員が友人と飲酒後、帰宅途中に路上で眠り込み、鞄ごと端末を紛失したという。翌朝目が覚めた際、見当たらないことに気がついた。
問題の端末には、同社グループ会社の従業員約2800人および取引先約200人に関する氏名、会社名、メールアドレスなどが保存されていた。パスワードが設定されており、ハードディスクについても暗号化されているとしている。
同社では警察に紛失届を提出。同端末は、インターネットに接続するとパソコン内のエージェントが自動的にサーバと通信するしくみとなっており、監視システムを通じてリモートより調査を行っているが、第三者に利用された形跡は確認されていないという。
同社では、パソコンにデータが保存されていた取引先に対し、経緯を報告するとともに謝罪。10月5日に個人情報保護委員会へ報告を行った。
また再発防止に向けて従業員に注意喚起を行い、セキュリティ教育を実施。端末を社外に持ち出す際の規定の厳格化、事故対応の迅速化など社内ルールを見直すとともに、利用者より端末が離れた際にアラームを発したり、追跡できる装置の設置などハード面による対策を検討している。
(Security NEXT - 2022/10/20 )
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