Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

匿名加工用の医療データDBに本人通知なく取得したデータ - プログラムミスで

次世代医療基盤法の認定事業である「千年カルテ」において、一部医療情報を本人へ通知することなく取得、利用していたことがわかった。

同サービスは、同法に基づき、医療機関より提供を受けた患者の医療情報について統計処理や匿名加工を行った上で製薬会社や研究機関などに提供するデータベースサービス。

同事業はライフデータイニシアティブ(LDI)が認定匿名加工医療情報作成事業者となり、2019年にスタート。認定受託事業者であるNTTデータがシステムを運用している。2022年8月末の時点で168万件の二次利用可能な患者の医療情報が登録されている。

同法では認定事業者が医療情報を取得する際、提供元の医療機関が本人に対して事前に通知することを定めているが、プログラムに不具合があり、電子カルテシステムやレセプトシステムよりNTTデータが収集したデータに、患者本人に対して通知を行っていない医療情報最大約9万5000件が含まれていた。

NTTデータでは、データが混入していた期間など詳細を調べている。問題のデータが混入したデータベースを用いて二次利用サービスを提供していたが、第三者に提供された情報については、同法の基準に従って特定の個人が識別できないよう匿名加工処理が行われていたとしている。

(Security NEXT - 2022/09/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Drupal」が緊急更新を予定 - 数時間で脆弱性悪用の可能性
生活保護相談者の個人情報含む記録票を紛失 - 熊本市
交通違反者の個人情報含む引継簿が所在不明 - 道警
職員が患者情報を第三者に漏洩 - 福島県立医科大病院
薬局で処方箋コピーを裁断せず廃棄 - 処理場で中身見える状態
内閣府サイト掲載のNPO法人役員名簿で墨塗り処理に不備 - 栃木県
子会社の「LNG受発注システム」で侵害痕跡を確認 - 北海道ガス
損害調査法人がランサム被害 - ファイル転送ツールの痕跡も
F5が四半期アドバイザリ、「BIG-IP」関連に多数脆弱性
LLMアプリ開発基盤「Dify」に複数のクリティカル脆弱性