「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
プライベートで使用する端末において実際に経験したことがあるケースを尋ねたところ、「メールやSMSを使った脅迫、詐欺の金銭要求」が6.3%、「クレジットカード情報の不正利用」「偽警告によるインターネット詐欺」がともに5.7%だった。
さらに「ネット上の誹謗、中傷、デマ(4.9%)」「インターネットサービスからの個人情報の窃取(4.1%)」と続き、「フィッシングによる個人情報の詐取」と「スマホ決済の不正利用」がいずれも3.6%、「インターネットバンキングの不正利用」が3.1%だった。
一方業務用端末では、「インターネット上のサービスへの不正ログイン」が6.6%でもっとも多い。「不注意による情報漏洩などの被害(4.6%)」「ランサムウェアによる被害(4.5%)」「予期せぬIT基盤の障害にともなう業務停止(4.4%)」が続く。
さらに「脆弱性対策情報の公開にともなう悪用増加(4.3%)」「ビジネスメール詐欺による金銭被害」「標的型攻撃による機密情報の窃取(4.2%)」「サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃(4.1%)」「内部不正による情報漏洩(4.0%)」が4%台でならんだ。
プライベート端末におけるセキュリティ対策の状況を聞いたところ、28.2%が「対策なし」と解答。7割は何らかの対策を実施しており、「セキュリティソフト、システムの導入」がもっとも多いが、35.9%と4割に届かなかった。
「使用しているソフトウェアの定期的な更新」が32.5%、「セキュリティアプリの導入(27.5%)」「パスワード管理のルール決め、徹底(25.6%)」が続いている。
(Security NEXT - 2022/10/03 )
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