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複数の開示文書データに個人情報、墨塗りするも識別可能に - 豊田市

3事案については開示請求者が個人情報を認識する一方、20事案については開示請求者が墨塗りされた情報に不開示情報が含まれていることを認識していなかったとしている。同市では開示請求者よりCD-Rを回収したり、廃棄されていることを確認した。

同市はこれら問題について、墨塗り作業後の変換処理に問題があったと説明。2021年3月に墨塗り後のデータの変換処理に関するマニュアルを策定していたが、以降も周知が不十分だったという。

今回の問題を受けて同市では庁内において、同様のミスが発生しないよう注意喚起を実施。チェック体制の強化や、人為的ミスを防止する手法について研究するとしている。

(Security NEXT - 2022/08/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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