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VMwareのID管理製品に再び深刻な脆弱性 - 早急に更新の実施を

さらにroot権限を取得されるおそれがある権限昇格の脆弱性「CVE-2022-31660」「CVE-2022-31661」「CVE-2022-31664」が判明した。いずれもCVSS基本値は「7.8」。このほか、JDBCインジェクション「CVE-2022-31665」、URLインジェクション「CVE-2022-31657」などが明らかになっている。

「CVE-2022-31658」「CVE-2022-31659」「CVE-2022-31660」「CVE-2022-31661」「CVE-2022-31664」「CVE-2022-31665」の6件については重要度が2番目に高い「重要(Important)」、のこる3件については「中(Moderate)」とレーティングされている。

同社ではこれら製品や、スイート製品である「VMware Cloud Foundation」や「vRealize Suite Lifecycle Manager」向けに脆弱性へ対処するアップデートを用意。「VMware Workspace ONE Access Connector」「VMware Identity Manager Connector」についても脆弱性を修正している。

「CVE-2022-31656」に関しては、「VMSA-2022-0014」と同様の回避策が有効とする一方、他脆弱性については別の回避策が必要であると説明。もっとも簡単で信頼性が高い対処法はパッチの適用であるとし、利用者へ対応を呼びかけている。

今回明らかとなった脆弱性は以下のとおり。

CVE-2022-31657
CVE-2022-31658
CVE-2022-31659
CVE-2022-31660
CVE-2022-31661
CVE-2022-31662
CVE-2022-31663
CVE-2022-31664
CVE-2022-31665

(Security NEXT - 2022/08/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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