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VMware製IDアクセス管理製品の脆弱性狙う攻撃コードが公開 - パッチから1週間強で

VMwareのIDアクセス管理製品に深刻な脆弱性が見つかった問題で、脆弱性悪用コードの公開が確認された。

米時間5月27日、「VMware Workspace ONE Access」「VMware Identity Manager(vIDM)」の脆弱性「CVE-2022-22972」を悪用するエクスプロイトコードが公開されたことを確認したとして注意を呼びかけたもの。

同社はこれに先立ち、米時間5月18日に脆弱性「CVE-2022-22972」「CVE-2022-22973」を公表。修正プログラムの提供を開始していた。

問題の「CVE-2022-22972」は、認証回避の脆弱性。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

両製品に関しては、4月にも深刻な脆弱性が公表されており、パッチのリリースから48時間も経たずに悪用コードが作成され、攻撃対象となった。5月に公開された脆弱性についても、早々に悪用がはじまる可能性が高いとし、米政府では行政機関に対して緊急指令を発令し、対策を求めていた。

(Security NEXT - 2022/05/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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