Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VMwareのID管理製品に再び深刻な脆弱性 - 早急に更新の実施を

VMwareのID管理製品に深刻な脆弱性をはじめ、複数の脆弱性が明らかとなった。4月、5月に脆弱性が明らかとなった際はパッチの公開より数日で悪用されており、パッチの適用や回避策の実施など早急に対策を講じるよう利用者へ呼びかけている。

「VMware Workspace ONE Access」「VMware Identity Manager」「VMware vRealize Automation」においてあわせて10件の脆弱性が明らかとなったもの。いずれも非公開で同社に対して報告があったもので、悪用は確認されていない。

なかでも重要度を高く評価されているのが「CVE-2022-31656」。ユーザーインタフェースにおいて認証のバイパスが可能となる脆弱性で、悪用されると認証なしに管理者としてアクセスされるおそれがある。

同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」とし、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

また管理者としてアクセス権限がある場合に、リモートよりコードを実行されるおそれがある「JDBCインジェクション」の脆弱性「CVE-2022-31658」や、「SQLインジェクション」の脆弱性「CVE-2022-31659」が存在。CVSS基本値はともに「8.0」とスコアリングされている。

(Security NEXT - 2022/08/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

地域特化型の旅行予約システムで顧客情報を誤表示
メール誤送信で外部関係者のメアド流出 - 山陽小野田市
学校でグループウェアを操作ミス、アンケートや成績など流出 - さいたま市
個人情報含む行政文書を紛失、誤廃棄の可能性 - 公取委
顧客情報含むファイルを提携金融機関にメールで誤送信 - みずほ銀
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
先週注目された記事(2025年6月8日〜2025年6月14日)
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市