Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache CloudStack」のSAML認証プラグインに深刻な脆弱性

オープンソースでクラウドインフラの管理機能を提供する「Apache CloudStack」のプラグインに深刻な脆弱性が明らかとなった。

「同4.5.0」および以降のバージョンに含まれる「SAML 2.0認証サービスプロバイダプラグイン」に「外部実体参照(XXE)」の脆弱性「CVE-2022-35741」が明らかとなったもの。

プラグインはデフォルトで無効だが、有効化している場合に脆弱性の影響があり、細工されたファイルを受け取って処理を行った際に、CloudStack管理サーバにおいて「サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)」やサービス拒否が生じるおそれがある。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」と評価、「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

脆弱性への対策として、開発チームでは「同4.17.0.1」「同4.16.1.1」以降にアップデートするか、同プラグインを無効化し、再起動するよう求めている。

(Security NEXT - 2022/07/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Cisco Meraki 」にDoS脆弱性 - SSL VPN処理で強制再起動
「IBM QRadar SIEM」に複数脆弱性 - 修正パッチをリリース
ゲームサーバ管理ツール「Pterodactyl Panel」に脆弱性 - 悪用の動きも
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響
「Roundcube」にアップデート - 前バージョンの不具合を解消
Trend Microの暗号化管理製品にRCEや認証回避など深刻な脆弱性
マルウェア対策ソフト「ClamAV」に深刻な脆弱性 - パッチが公開
脆弱性スキャナ「Nessus」のWindows版エージェントに複数脆弱性
「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正