「Firefox 103」がリリースに - 8件の脆弱性を修正
Mozilla Foundationは、ブラウザの最新版「Firefox 103」を提供開始した。
今回のアップデートでは、パフォーマンスの向上や機能の強化、バグの修正のほか、CVEベースで8件の脆弱性を解消した。4段階ある重要度においてもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
次に重要度が高い「高(High)」とされる脆弱性は「CVE-2022-2505」「CVE-2022-36320」の2件。いずれもメモリの取り扱いに起因する脆弱性で悪用されると任意のコードを実行されるおそれがある。
さらに「中(Moderate)」とされる脆弱性4件や、「低(Low)」とされる2件の脆弱性に対応した。
また脆弱性に対処した延長サポート版「Firefox ESR 102.1」「同91.12」をあわせてリリースしている。「Firefox 103」にて修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-2505
CVE-2022-36314
CVE-2022-36315
CVE-2022-36316
CVE-2022-36317
CVE-2022-36318
CVE-2022-36319
CVE-2022-36320
(Security NEXT - 2022/07/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
GeoVision製EOL機器に対する脆弱性攻撃が発生 - 米当局が注意喚起
RadwareのクラウドWAFに脆弱性 - フィルタ回避のおそれ
Cisco IOS XE無線LANコントローラに脆弱性 - root権限奪取のおそれ
SonicWall「SMA100」シリーズに脆弱性 - 初期化やファイル書き込みのおそれ
API管理ツール「WSO2 API Manager」の旧版にXXE脆弱性
「Chrome」にセキュリティアップデート - 修正2件を実施
米政府、GW期間中に悪用確認脆弱性10件を追加
PHPのDB接続ライブラリ「ADOdb」のPostgreSQLドライバに深刻な脆弱性
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
米当局、悪用が確認された既知脆弱性2件について注意喚起