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「Confluence」の特定アプリに深刻な脆弱性 - 削除済みでも要対応

Atlassianが提供する「Confluence Server」「Confluence Data Center」に「Questions for Confluence App」を導入すると、特定のパスワードを用いるアカウントが作成される脆弱性が明らかとなった。パスワードはSNS上で公開されており、悪用のリスクが高まっている。

同アプリは、「Confluence Server」「Confluence Data Center」においてQ&A形式により情報を共有できるAtlassian製のMarketplaceアプリ(旧アドオン)。

「同3.0.2」「同2.7.35」「同2.7.34」を有効化すると、「Confluence Cloud」にデータを移行するためのユーザーアカウント「disabledsystemuser」が作成されるが、パスワードがハードコードされている脆弱性「CVE-2022-26138」が明らかとなったもの。

問題のアカウントは、グループ「confluence-users」に追加されるため、ハードコードされたパスワードを用いることで、同権限を用いて第三者がページを表示したり、編集することが可能となる。

Atlassianでは、脆弱性の重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」と評価。すでにハードコードされたパスワードは、Twitter上で公開されており、悪用される可能性が高いとし、対象となるシステムでは早急に対応するよう求めている。

(Security NEXT - 2022/07/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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