Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Google、「Chrome 103.0.5060.134」を公開 - 複数脆弱性を修正

Googleは、Windows、macOS、Linux向けに最新版ブラウザ「Chrome 103.0.5060.134」をリリースした。

今回のアップデートは、セキュリティに関する11件の修正を実施したもの。CVEベースで6件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」や「入力の検証不備」など、5件の脆弱性に関しては重要度が2番目に高い「高(High)」とレーティングされている。また4段階中もっとも低い「低(Low)」とされる脆弱性1件に対処した。

同社では今後数日から数週間にわたり、同バージョンを展開していく予定。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2022-2163
CVE-2022-2477
CVE-2022-2478
CVE-2022-2479
CVE-2022-2480
CVE-2022-2481

(Security NEXT - 2022/07/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響
「IBM QRadar SIEM」に複数脆弱性 - 修正パッチをリリース
「Roundcube」にアップデート - 前バージョンの不具合を解消
Trend Microの暗号化管理製品にRCEや認証回避など深刻な脆弱性
マルウェア対策ソフト「ClamAV」に深刻な脆弱性 - パッチが公開
脆弱性スキャナ「Nessus」のWindows版エージェントに複数脆弱性
「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「IBM Backup, Recovery and Media Services for i」に権限昇格の脆弱性
米当局、Linuxカーネルの脆弱性悪用に注意喚起
「Chrome」にアップデート - 3件のセキュリティ修正