Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Commons Configuration」に深刻な脆弱性 - アップデートを

Javaアプリケーションにおいて構成データの取得機能を提供するライブラリ「Apache Commons Configuration」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

変数を補間し、プロパティを動的に評価、拡張できる機能において、信頼できない設定値を使用すると、リモートよりサーバへのアクセスが可能となったり、コードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2022-33980」が明らかとなったもの。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」と評価されており、重要度は、最高値となる「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

開発チームでは、今回脆弱性が明らかとなった機能をデフォルトで無効とした「同2.8.0」をリリース。利用者に対して同バージョンへのアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/07/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

検索用目録と誤って個人情報含むファイルを誤公開 - 新潟県
印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
メールサーバがフィッシングメールの踏み台に - 広済堂HD子会社
従業員が退職時に顧客情報を持出、転職先で使用 - プルデンシャル生命
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
先週注目された記事(2024年4月7日〜2024年4月13日)
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開