Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

配布チラシに生活保護受給者の伝票が混入、共有複合機で - 生駒市

奈良県生駒市は、図書室で配布するチラシに、生活保護受給者の個人情報が記載された行政文書が混入していたことを公表した。

同市によれば、生駒駅前図書室で4月28日から配布していた高齢者向け運動教室のチラシのなかに、生活保護受給者1人の氏名、住所、4月分の生活扶助費が記載された支出伝票が混入していた。

同市福祉健康部の複数課で共有する複合機で、地域包括ケア推進課の職員がチラシを印刷した際、生活支援課の職員が同時に伝票を印刷。混入したまま回収していなかったという。

6月24日、図書室の職員が発見してチラシを回収。同市では、対象者に経緯の説明と謝罪を行った。あわせて市内の公共施設で、同種のチラシに書類の混入が発生していないか確認した。

同市では再発防止に向けて、生活支援課に専用プリンタを配置。配布予定の印刷物に書類の混入がないよう確認を徹底するとしている。

(Security NEXT - 2022/07/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

NTTドコモの顧客情報最大約529万件が流出した可能性
関西電力かたるフィッシング - 未払い料金の請求を偽装
「サイバー攻撃演習訓練実施マニュアル」を公開 - 日本シーサート協議会
Windowsの「Snipping Tool」にアップデート - 加工前に復元できる脆弱性
IBMの暗号鍵管理製品に複数の脆弱性 - アップデートを
コンビニ交付サービス、高負荷で別人の住民票 - 横浜市
ランサム被害の暗号化データにクレカ情報も - 日本盛
標的型攻撃メールでPCがマルウェア感染 - 東大研究機関
「OpenSSL」にあらたな脆弱性2件 - 今後のアップデートで修正予定
既知の脆弱性10件、積極的な悪用に警戒を - 約10年前の脆弱性も