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配布チラシに生活保護受給者の伝票が混入、共有複合機で - 生駒市

奈良県生駒市は、図書室で配布するチラシに、生活保護受給者の個人情報が記載された行政文書が混入していたことを公表した。

同市によれば、生駒駅前図書室で4月28日から配布していた高齢者向け運動教室のチラシのなかに、生活保護受給者1人の氏名、住所、4月分の生活扶助費が記載された支出伝票が混入していた。

同市福祉健康部の複数課で共有する複合機で、地域包括ケア推進課の職員がチラシを印刷した際、生活支援課の職員が同時に伝票を印刷。混入したまま回収していなかったという。

6月24日、図書室の職員が発見してチラシを回収。同市では、対象者に経緯の説明と謝罪を行った。あわせて市内の公共施設で、同種のチラシに書類の混入が発生していないか確認した。

同市では再発防止に向けて、生活支援課に専用プリンタを配置。配布予定の印刷物に書類の混入がないよう確認を徹底するとしている。

(Security NEXT - 2022/07/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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