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矢野経済研究所に不正アクセス - SQLi攻撃でアカウント情報が流出

同社では、不正アクセスを受けたサイトや関連サイトを一時閉鎖し、外部ネットワークから遮断。ログインパスワードを初期化するとともに、対象者にメールで個別に連絡を取り、再設定を案内するとともに、他サイトで同じパスワードを使いまわしている場合は早急に変更するよう求めている。

また停止しているサービスについては、閲覧室を開放するなど対応を進めてきたが、閉鎖中のウェブサイトについて対策の見通しがついたとし、6月29日9時をめどに再開する見込み。

また取材やアンケートなどの調査活動や受託調査、コンサルティングに関する機密情報などについては、今回攻撃を受けたシステムとは切り離された別のシステムで保管、管理しているとして不正アクセスの影響を否定した。

同社は、6月3日にもフィッシング攻撃により「Microsoft 365」のアカウントを窃取され、意図しないメール送信の踏み台として悪用される被害が発生している。今回の不正アクセスとの関連性などはわかっていない。

(Security NEXT - 2022/06/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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