Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

富士通クラウドサービスへの攻撃 - 侵入の痕跡見つかる

さらに「ニフクラ」における業務システムを操作し、参照や変更を行った契約情報なども窃取が可能だったとし、調査を進めていた。

問題が発覚したことを受けて同社は、外部をまじえて消去済みファイルの復元など含めてフォレンジック調査を実施。

具体的な製品名は明らかにしていないが、調査結果としてあらためて攻撃の手口がロードバランサの脆弱性を悪用したものだったとし、内部で任意のコマンドを実行できる状態だったと説明。

顧客の証明書データを圧縮されたファイルの痕跡が発見されたほか、ロードバランサを経由した通信の情報を特定のタイミングで収集した痕跡なども見つかったという。窃取された通信内容の痕跡から認証情報や個人情報などは見つかっていない。

いずれも当初より可能性が判明していた問題であり、対象となる顧客に対して連絡を取り、対策などは依頼を済ませている。

(Security NEXT - 2022/06/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「無印良品」通販の顧客情報が流出か - 物流委託先がランサム被害
「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
非常勤医師が自宅でサポート詐欺被害、内部に患者情報 - 和歌山の病院
メール誤送信で商談会出展事業者のメアド流出 - 大阪府
リサイクル着物の通販サイト、クレカ情報流出のおそれ
ランサム攻撃でシステム障害、情報流出の可能性 - 東海ソフト開発
メールアカウントがスパム踏み台に - 電気自動車の充電設備事業者
保健所のデータ受渡用USBが所在不明、管理記録に不備 - 沖縄県
Appleの動画エンコーダ「Compressor」に脆弱性 - アップデートで修正
Zoho製アプリ監視ツールにコマンド検証回避の脆弱性 - アップデートで修正