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農業用品メーカーサイトで情報流出 - 診断で異常発見、被害認知に時間要す

農業用品の製造、販売を手がける誠和は、複数の運営サイトより個人情報が外部に流出した可能性があることを明らかにした。セキュリティ診断で不正プログラムを発見したが、当初は不正アクセスの痕跡を発見できず、約2カ月後にクレジットカードの不正利用報告があり、被害を認識したという。

同社によれば、同社が運営する「誠和ホームページ」「誠和オンラインショップ」「新時代農業塾」の3サイトが不正アクセスを受けたもの。ファイルが改ざんされ、入力されたデータを窃取された。

2013年1月23日から2022年2月7日にかけて、これらサイトで情報を登録した顧客のべ1万9181件、重複を除くと5548件の個人情報が流出した可能性がある。氏名、会社名、住所、電話番号、誕生日、性別、メールアドレス、パスワードなどが含まれる。

さらに2020年5月1日から2021年12月17日までに「誠和オンラインショップ」「新時代農業塾」でクレジットカード決済を行った顧客423人のクレジットカードのべ447件に関する名義、番号、有効期限、セキュリティコードなども被害に遭った可能性がある。

(Security NEXT - 2022/06/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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