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和菓子通販サイトでクレカ情報流出 - 悪用された可能性

和菓子の製造販売を手がける宗家源吉兆庵は、同社オンラインショップが不正アクセスを受けて個人情報が流出し、一部が不正に利用された可能性があることを明らかにした。

同社によると、同サイトのシステムに存在した脆弱性を突かれ、決済アプリケーションを改ざんされたもの。2021年2月4日から2022年1月31日にかけて顧客1万4127人が決済に利用したクレジットカード情報を窃取され、一部が利用された可能性がある。

2021年2月4日より前にあらかじめ登録していたクレジットカード情報を決済に用いた場合は対象に含まれない。

窃取された情報は、クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコード。同社では流出は確認されていないとしているが、クレジットカード情報以外の個人情報についても外部よりアクセスできる状態にあったという。

3月7日にクレジットカード会社から情報流出の可能性について指摘があり、問題が発覚。サイトへの外部アクセスを遮断し、クレジットカード決済を停止して同月14日より外部事業者による調査を行っていたが、同月27日に調査を終えた。

(Security NEXT - 2022/05/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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