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高齢者支援施設名乗る不審メール出回るもマルウェア感染確認されず - 仙台市

仙台市では、セキュリティ製品を用いてマルウェアの感染をチェック。また同センターの運営を委託している法人の本部において、3月にパソコン1台が「Emotet」に感染し、除去を行った経緯もあったため、JPCERTコーディネーションセンターが提供するチェックツール「EmoCheck」なども使用したものの、マルウェアは検出されなかった。

さらに5月の注意喚起実施後、警察の協力のもと、ログを解析するなど詳細を調べたが、マルウェアは発見されず、同センターを名乗るメールが出回った原因の特定や、情報流出発生の有無について断定に至らなかったという。

同市ではひと通り調査を実施したとして、今後は注意喚起に努める方針。業務委託先を指導して、地域包括支援センターや受託事業者において、セキュリティを確実に確保し、取組状況など継続的に確認していきたいとしている。

(Security NEXT - 2022/06/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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