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SonicWallのVPN製品に複数の脆弱性 - アップデートが公開

SonicWallが提供するVPN製品「SMA1000シリーズ」に複数の脆弱性が含まれていることが明らかとなった。ファームウェアのアップデートが提供されている。

「同7210」「同7200」「同6210」「同6200」や、仮想アプライアンス版の「同8000v」に3件の脆弱性が明らかとなったもの。ファームウェアのバージョン「12.4.1」および「12.4.0」が影響を受ける。

具体的には、認証不備の脆弱性「CVE-2022-22282」や、共有の暗号化キーがハードコーディングされている脆弱性「CVE-2022-1701」、オープンリダイレクトの脆弱性「CVE-2022-1702」が存在する。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」における脆弱性のベーススコアを見ると、これら3件において「CVE-2022-22282」がもっとも高く「8.2」と評価されており、「CVE-2022-1702」が「6.1」、「CVE-2022-1701」が「5.7」で続いている。

脆弱性の重要度は、「CVE-2022-22282」が4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とし、のこる2件については1段階低い「中(Medium)」とした。

同社は、脆弱性を解消したファームウェア「12.4.1-02994」をリリース。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/05/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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