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米政府、「CVE-2022-26925」を緊急対応リストから一時削除 - DCへの影響で

今回の問題を受けてCISAでは、米連邦政府や行政機関に対して拘束力を持ち、2週間以内の対応を求める「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」より「CVE-2022-26925」を一時削除した。

証明書マッピングの適用するレジストリキーが追加されており、マイクロソフトのナレッジベース「KB5014754」にある説明「Key Distribution Center registry key」を参照するよう呼びかけている。

今回の措置は、ロールアップ適用時の影響を考慮して緊急対応リストより一時削除したに過ぎない点に注意が必要。ドメインコントローラー以外のクライアントやサーバについても影響を受けないとして、更新プログラムの適用を引き続き強く推奨している。

またマイクロソフトでは、「CVE-2022-26925」に関連して、「PetitPotam攻撃」をはじめとするNTLMリレー攻撃の緩和策についてもアドバイザリ「KB5005413」を提供している。

(Security NEXT - 2022/05/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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